三年手帳

今年も残りわずかとなりました。
私は手帳をつける習慣がありますが、「三年手帳」を使っています。
なぜ、三年手帳を使っているかというと、人は自分が思っている以上に同じ行動を繰り返し、同じように動いています。
自分の行動について手帳を通して学んでいます。

少し例をあげます。

私は毎年、同じ時期に風邪をひきます。
同じ月の同じ週にひいたりします。
12月の第3~4週辺りに風邪をひくことが多いです。
正直に申しますと、残念なのですが鍼灸師でも風邪をひきます。
風邪をひいた時は、患者さんに迷惑のかからないように対処しています。

私の母は、毎年12月24日前後に膀胱炎になると言っていました。
ノートへ記録を付けていました。

私は腰が痛くなることがありますが、これも毎年同じ季節の同じ月に痛くなることが多いです。
5月頃、腰痛になることが多いです。
正直、鍼灸師でも腰痛になります。
が、状態を把握できるのと治せるのでよしとしています…

購買活動について。
私はあまり買物をしないのですが毎年、クレジットカードの月額使用額が同じくらいであることが多いです。
不思議と毎年、同じような購買活動・行動をしています。

同じ時期に風邪をひくことが分かっていれば、その時期に無理をしないように予防ができます。
たとえ風邪をひいてしまっても、治るのに1週間かかるところを2~3日で治すことも可能です。

母は、足もとを冷やさないように気をつけ、膀胱炎の薬を常備して対応していると言っていました。

腰痛も私の場合、疲れや睡眠不足になると起こりやすいので、5月頃は疲れを残さないようにして予防に努めることを心がけています。

クレジットカードの件も必要なモノなのかを考えるきっかけになります。

いずれも三年手帳から過去や歴史を振り返り、傾向が分かるので対策がとれます。

ところで、「何故3年なのか?」と考えてみました。

1年ではなんだか短いと感じます。
私は日本の季節が大好きです。
「春夏秋冬」と季節がありますので、一年手帳だと春は1回で終わってしまいます。
日本の季節はリズムのようなものがありますので、「春夏秋冬→春夏秋冬→春夏秋冬」と追っていく方がよいと思っています。
また、前年の手帳を取り出して確認するマメさが私にはないので、ちょっと使いにくさがあります。

5年ではちょっと長すぎます。
5年分だと日々の記載欄が狭くなってしまう問題があります。
以前に五年手帳も探したのですが、いいものがあまりありませんでした。

若い頃、野口悠紀雄氏の「超」整理手帳というジャバラの手帳を使っていたこともありました。
紙が画用紙のように丈夫で、手帳を広げると広い面積になるものでした。

わき道にそれますが、野口悠紀雄先生は経済学者で『「超」整理法』や『1940年体制』などを書かれた方です。
上記は、学生時代に読みましたが面白かった書籍でした。

また、書かれた何かの本で文章には「例」や「具体例」が必要だと記載されていた記憶があります。
私はできるだけ文章に「例」を入れるようにしていますが、学生時代に受けた先生の影響が残っているのかもしれません。

さて、手帳は昔から使っていたのですが、1年ではなく5年でもなく私の中で3年くらいがちょうどよいという結論に至りました。

企業は、中期経営計画を3年のタームで立てることから、3年という時間を記録することは1つの経済活動、人間の行動をするに際して意味があるものだと理解しています。
私の生活リズムにも3年が合っています。

中期経営計画などと大風呂敷を広げましたが、私の場合たいしたことはなくて体調、仕事、プライベート、家族のこと、読んだ本の記録、趣味、新聞の切り抜き等などちょこちょこ記載したり、ペタペタ貼ったりと三年手帳を利用しています。
何らかの記録を毎日書いています。

そして、反省をしつつ同じことを繰り返すことが多い自分の行動へ生かすようにしています。

今回はここまでとなります。

来年は災害の無い一年であることを願います。

よいお年をお迎えください。

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