ご案内

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ごあいさつ

こんにちは。
神戸市垂水区瑞穂通にある鍼灸院「はり灸 まつもと」院長の松本武士(まつもとたけし)です。

「はり灸 まつもと」では、鍼(はり)と灸(きゅう)で病の治療、また自律神経の乱れなどからおこる不定愁訴などの治療をしています。

鍼灸は全身に361箇所あるといわれるツボへ最適な鍼と灸をすることにより治療をしていきます。

身体(からだ)の状態は人それぞれ異なりますので、使うツボも症状によりそれぞれ異なってきます。
また、鍼灸師により選ぶツボにも特徴があります。

鍼においては、鍼灸師により扱う鍼の太さや刺す深さにも違いがあります。
当院では、細い鍼で深さは比較的浅めの治療をします。
電気などは流さず、鍼や灸の使い分けにより治療をしていきます。
理由としては、私は痛い鍼や電気を流されたときのピリピリする感覚が苦手で、鍼や灸の刺激は心地よいものが好みだからです。
また、機械に頼って電気を流さなくても鍼と灸で十分治療効果をだすことはできるからです。

東洋医学では「身体中をエネルギーや体液が循環してバランスを保ち、バランスが崩れたときに病気になる」と考えています。
このことから当院では苦痛としている一部に対する施術(局所治療)だけの治療をするのではなく、全身のバランスを整え苦痛を改善させる治療をします。
一般的に全身治療と呼ばれるものです。

さらに自分で回復していく力(自然治癒力)を引き出す治療をいたします。
鍼と灸を使った治療で、その人の持つ自然治癒力を引き出すお手伝いをするようなイメージです。
自然治癒力を例えると、すり傷や切り傷を負ったとしても時間が経てば傷が治るような力も自然治癒力となります。
乱れてしまった自律神経も鍼や灸で適切な治療をすると自然治癒力が働き、次第に整っていきます。
なお、自律神経は潜在的な無意識の中で働く神経なので、大きく乱れてしまった自律神経を自身の意志の力で治すことは困難だといわれています。

普段、病気にかかったときは病院へ行き、症状に応じて一律に薬を処方されますが、当院ではその人に合ったふたつとない治療をしていきます。

また、病気にならない身体をつくること(未病)を勧めています。
体調管理のためにご自宅でできるお灸や自律神経を調整する方法などもお勧めしています。

よろしければ私のプロフィールも参照ください。

鍼灸の効果について

鍼灸がなぜ病いに効くのか?

それは「鍼と灸が身体の機能の異常を調節する」からです。
また、「本来の生理的な状態に回復させる作用」もあります。
その効果について、いくつか紹介したいと思います。

自律神経への作用

鍼や灸は、乱れた自律神経を整える効果があります。
鍼灸は腰痛や五十肩などの痛みへの治療だけだと思われがちですが、決してそんなことはなく適切なツボへ鍼や灸をすると自律神経が整っていきます。

まず、自律神経の説明を簡単にします。

自律神経は、交感神経系(以下、交感神経)と副交感神経(以下、副交感神経)の2種類に大別されます。

自律神経は内臓や血管の機能をコントロールする神経です。

交感神経が身体を支配すると身体はアクティブな状態になります。
緊張したとき手に汗をかいたり、心臓がドキドキするのは交感神経が働いているためです。
なぜ手に汗をかくかというと、これは人が進化の過程で獲得した機能といわれています。
例えば、人が原始的に狩りをしていた時代がありました。
武器はおそらく、こん棒などであったでしょう。
すると、武器が手から滑ると獲物をとる確率が下がってしまいます。
そこで武器が手から滑り落ちないように手を湿らせるために汗をかくようになりました。
また、心臓を活発に動かして血液を通して全身に新鮮な酸素や栄養などを送り身体のパフォーマンスを上げます。
このとき血圧が上がります。
このようなときは、交感神経が働いています。

反対に副交感神経が支配すると身体は、リラックスした状態になります。
睡眠中などの身体を休めるときに働く神経です。
雨が降りそうな曇り空や雨が降っているような天気のときは、なんだか気分的に外へ出たくないと誰しも思います。
このときは副交感神経が働いています。
ふたたび原始的な狩猟をしていた頃の例で説明しますと当時、雨に濡れると身体が冷えてしまい風邪をひくことが多かったと思われます。
狩猟時代に病院はありませんでしたし、風邪薬もなかったので、雨のなか狩りに出かけ風邪にかかってしまうと生命の維持に直結してしまったと思います。
生きていくためには身体を休めるようブレーキをかけることが必要であったと思います。
雨が降りそうなときは気圧、光の量、風の冷たさ、湿度、鳥の鳴き声などを敏感に感じとり副交感神経が働き外に出ることを控えるようにしていったと想像できます。
やはり副交感神経も人類の進化の過程で、今日の私たちに備わった生きるための能力・力といえます。

このように相反する働きを持った2つの自律神経が、交互に身体を支配することで身体機能が保たれています。

しかし習慣や環境、年齢などにより自律神経は乱れてしまうことがあります。
新しい環境への変化、過度なストレス・緊張、睡眠不足や夜更かしなどは自律神経を乱す要因となりがちです。
現代人は交感神経が優位になっているといわれています。

鍼や灸は、このように乱れた自律神経を整える効果があります。
自律神経の乱れも身体の状態やツボへの反応としてとらえることができるので、適切に鍼や灸をしていくと次第に体調が改善されていきます。

内分泌系(ホルモン)への作用

鍼と灸はバランスの乱れたホルモンを調整する効果があります。

鍼や灸でのツボへの刺激は女性ホルモンの分泌を促し、調整をはかれることから不妊治療なども行われています。

また、女性ホルモンや男性ホルモンの低下からおこる更年期障害などにも大変効果があります。

免疫作用の向上

我々の身体は鍼や灸を受けると、血液の中にある免疫細胞(T細胞やNK細胞など)が促進します。
免疫細胞は、細菌やウイルスが身体に入ってきたときに、病気などにならないように抵抗し排除するよう戦ってくれる細胞です。
ほとんどすべての病気に免疫学的反応や異常が関与しているといわれています。

鍼灸治療を継続的に行うと、身体が温まり循環が改善され、生体の防御機能が増します。
その結果、「風邪をひかなくなった」「身体が丈夫になった」と実感すると思います。

また、自律神経と内分泌系(ホルモン)と免疫は、密接に関係し私達の健康維持に影響しているといわれています。
このバランスを崩してしまうと病気になってしまうだけでなく、更年期障害や原因のはっきりしない症状などの「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といわれるような症状にかかることもあります。
鍼灸治療では、悪い箇所だけを治すのではく自律神経、ホルモン、免疫の機能を調整し身体全体の向上をはかります。

痛みの緩和

鍼や灸は痛みを抑える効果があります。
鍼や灸をすると痛みを抑える鎮痛物質を誘発します。
これは鍼や灸の刺激によって、もともと人が備えもつ痛みを抑える機能(内因性鎮痛機構)を活性化させることによります。

痛みの疾患と鍼灸をイメージすると腰痛や五十肩をまずイメージできるかもしれませんが、適切なツボをとることにより頭痛などにも効果あります。
頭の中には直接鍼や灸はできませんが、手や足の離れたツボを使って痛みをとる治療は鍼灸の得意分野であるといえます。

消炎作用(抗炎症作用)

鍼と灸は炎症を抑える効果があります。

例えば、急性症状であるぎっくり腰などは炎症をおこしていますが、その炎症を鎮静化させる効果があります。

急性期にあたる打撲などの腫れを抑えることができたり、靴ずれなどの「まめ」を上手く灸を使って鎮めることも可能です。

診療日・休診日のご案内

診療日

月・火・水・金・土
10:00~18:00
(最終受付時間は18:00となります)

休診日

木・日・祝日

施術料金について

初診料  2,000円
鍼灸治療 5,000円

鍼灸治療は初回7,000円です。(鍼灸治療+初診料)
2回目からは5,000円です。
施術料金は税込み価格です。

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