Mさんが先日、私に「お仕事は何ですか?」と聞かれました。
私は、「鍼灸師で、垂水で鍼灸院をしています」と答えました。
Mさんは、「鍼灸は、身体のゆがみを治すような治療ですか?」と言いました。
私は、「鍼灸は、ツボへ鍼(はり)とお灸をして、身体の不調を治す治療です」と答えました。
このような会話は、日常的なのでブログに書いてみました。
鍼灸治療で痛みやしびれの緩和、自律神経の乱れなどを整えることの延長線として身体のゆがみを治すこともあります。
身体のバランスを整えることでゆがみも治療します。
バランスとは具体的に上半身と下半身、右半身と左半身、お腹と背中、皮膚と内臓など。
私は東洋医学でいうところの「陰」と「陽」を意識して治療しています。

また、見逃しがちですが、東洋医学の知識や見識を使って身体の健康管理、病(やまい)や不調の予防を行うことも鍼灸師の大切な仕事です。
例えば、冬場の寒い日に外で立っていると腰痛が起きることがあります。
足もとから冷えて腰が痛くなるのですが、専門的には寒邪(かんじゃ)と言われる邪気が身体に入ることにより痛みを引き起こします。
これは、夏場のクーラーの冷えと風でも同じようなことが起こります。
このような東洋医学的な予防医学を養生(ようじょう)といいます。